詰将棋作品集「盤上のファンタジア」
作品集自体は何回も読んだことがありますが、今までは図書館で借りていて、やっぱり購入すべきだと思ったので、最近購入しました。
若島さんは詰将棋作品集を3冊出していて、僕はこれのほかに「華麗な詰将棋」を持っています。
盤上のファンタジアは若島さんの決定版というだけあって、過去の作品を改良したものも多く、なかには受賞作にも手を加えているものもあるそうです。
作品のほうは簡素な初型のものが多いですが、ただ簡素なのではなく内容をしっかり詰め込んだ上で、究極的な初型を生み出しています。
若島さんの作品を鑑賞すると、やってることは相当難易度が高い(と思われる)ことをしているのに、「無理やり感」を一切感じさせません。
そこが、作品が多くの人をひきつけている理由なのかな、と思います。
深くて、とても魅力的な世界を見ることができる作品集です。
詰将棋に興味のある人は購入したほうがいいと思います。